行政書士事務所ビザドエイティの
小口です。

昨晩、入管法の改正案が
衆議院で可決されましたね。

注目していましたが、結局いつも通りの
光景で、法務委員会で野党が反対する中の
強行採決という流れでした。

本当にこんな決め方でいいのだろうかと
疑問を持っているのは、
僕だけではないと思います。

さて、今号でもビザドエイティの
ベトナム人スタッフ、チャンさんが
担当してくれます。

それでは、チャンさん、お願いします。

こんにちは
ビザドエイティのチャンです。

また皆さんとお会いできて、
うれしく思います。

今回のビザマガのテーマは
ベトナムの若者の就職事情です。

私が、日本に暮らして驚いたのは
毎年決まっている時期に
就職活動が行われることと
高卒でも就職できるということです。

日本では、
高校卒業前に担任の先生と父兄が
進学するか就職するかという
進路相談がありますよね。

ベトナムでそういう活動はありません。

みんな親と相談したり
自分で進みたいほうを選んだりして
決めています。

実は、ベトナムでは、高卒者は、
デスクワークではなく
単純手作業の仕事にしかつけないことが
多いです。

そのため、経済的に可能であれば、
大学に進学するのが普通です。

大学生の就職活動で、
ベトナムと日本と一番違いは、
企業の説明会がないことです。

それからハーローワークという
公共の機関もありません。

民間の人材紹介仲介業者がありますが、
手数料がかなり高いです。

なので、みんな大学・短期大を卒業後、
自分で就職サイトに登録したり、
掲示板や新聞の求人欄を確認したり、
知り合いや親戚から紹介してもらったり
しています。

そして、応募したい企業があったら、
履歴書を送り、試験を受けるという
流れです。

就活は、大学や短期大学を卒業してから
開始するのが普通です。

この点も、日本とだいぶ違いますね。

そして、実際は良い大学を出ても、
就職先が見つからない学生が
大勢います。

以前のビザマガでも取り上げましたが、
ベトナムの若者が将来の仕事に対して、
あまりちゃんと考えていないことは
事実です。

自分が何をやりたいか、
自分の何が得意なのか、
この大学を卒業してから
どんな会社に入りたいか、
なぜその会社に応募したいのか

これらを殆ど考えないままで、
親から言われたとおりに
流されてしまうのです。

そんなベトナムの若者たちですが、
2000年ごろからベトナム経済の
発展のスピードが速まるのに従って、
就職事情もずいぶん変わってきました。

今日は長くなってしまいましたので、
続きは次回にお話ししますね。

それでは、次回またお会いしましょう。

いかがでしたか?

これからベトナム人を受け入れたい
と思っている経営者の方々にとって
次回も参考になる情報が聞ける
と思いますよ。

どうぞお楽しみに!

本日もビザマガをお読みくださいまして
ありがとうございました。

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