行政書士事務所ビザドエイティの
小口です。

今朝は寒かったですね。
秋から冬への移り変わりを感じた
朝でした。

さて、今号から
ビザドエイティの新メンバー
チャンさんが担当してくれます。

チャンさんは、今年の8月から、
ビザドエイティに加わってくれました。

チャンさんは、日本語が上手で、
おしゃれなベトナム人です。

それでは、早速チャンさんに
自己紹介からしてもらいます。

初めまして

行政書士事務所ビザドエイティの
グエン フオン チャンです。

主にベトナム案件を担当しています。

今年の8月に入社して、
3か月になりました。

ハノイ国家外国語大学の日本語学部
の出身です。

大学を卒業後、ハノイ郊外にある
日本語教育センターで
日本語教師をしていました。

その後、ご紹介いただいて、
近くに工業団地の日系企業に入社して、
事務スタッフとして勤務していました。

当時は、ハノイ市内から郊外まで
毎日バイクで通勤しました。

バスがありましたが、混雑がひどいし、
時間通りにも走っていませんしね。

一番大変だったのは
雨や台風などの時です。

元々体調の優れない私は
1年でダウンしてしまい、
やむを得ず退職しました。

退職後、結婚しました。

主人は日本人です。

彼は、現地の大学院でベトナム語と
ベトナムの伝統的な文化を専攻しながら、
日本人観光客向けの雑誌の記事を
日本語に翻訳していました。

私は、結婚後も私は現地の
日本語教育センターで
日本語の教師として働いていましたが、
主人の転勤をきっかけに、
タイのバンコクに移りました。

バンコクでの生活は、
言葉がしゃべれなくても、
意外と気楽に過ごせました。

タイに住んで、ちょうど一年になるころ、
主人が日本の企業へ転職することになり、
そのご縁で日本にやってきました。

日本に来て、あっという間に
10年半経ちました。

日本語ができるから
すぐ慣れてうまく行けたでしょうと
皆さんが思われるかもしれません。

でも、実際は
そんなに甘くありませんでした。

言葉はある程度できましたが、
普通の日常会話のスピードに
全く追いつかなかったです。

言葉だけではなく、
電車の乗り換えなどに苦戦したり、
外国人に対する偏見にも直面しました。

あの一年は、
私に大きな転換を与えてくれました。

主人は、朝早くから夕方まで
仕事をしていました。

私は、その間に毎日
日本語能力を高めようとしましたが、
主人に頼ることはできません。

自分の周りのこと、あれこれ全てを
自らでやらなければなりませんでした。

近くに友達、親戚、知り合いは
もちろん一人もいなかった状況でした。

今思い出すと、
あの時よく頑張って、乗り越えたなあと
自分のことをほめることがあります。

でも、そのお陰で、いろいろな新しい扉が
開いてくれました。

日本語しか使えなかったため、
意外と上達できましたし、
区の外国人向けの茶道・華道教室に
参加して、
優しい仲間と友達ができました。

出産後、
その仲間と友達に
力添えをもらったおかげで、
落ち込んだり疲れたりしたときに
大いに助けられました。

「遠くの家族より近くの友達を
大事にしよう」
というベトナムのことわざがあります。

この時にその本当の意味が
わかったような気がしました。

この10年間、日本に住んでいる私は
母国と日本との共通点と
異文化等について
改めて実感しました。

その10年間分は一度では
話しきれませんので、
次回から少しずつ話させていただきます。

私の感じた日本、
そして、私の経験したことが
皆さんのお役に立つと何よりです。

今後とも応援をくださいますよう
よろしくお願いいたします。

いかがでしたでしょうか?

チャンさんは、日本に来てからも
子育てをしながら、
日本とベトナムに関係する仕事を
してきたがんばり屋さんです。

次号から、そんなチャンさんのおもしろい
話が聞けると思います。

どうぞお楽しみに!

本日もビザマガをお読みくださいまして
ありがとうございました。

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