今回のアントレレポートは、台風18号の被害に遭われた被災地応援号です。

実は、私は今回の大雨・洪水で大きな被害を受けた茨城県西部の下妻市というところで育ちました。幸い私の実家が被害に遭うことはありませんでしたが、子供のころは、今回猛威をふるった鬼怒川で水浴びをしたこともある地元です。

親戚には、被害に遭って今復旧作業の真っただ中という状況のものもいる中ですが、地元の方々を応援するための情報をお届けします。

被災地に向けては予想通り迅速に公的な支援策が発表されています。被害に遭った方々には、まだこのような情報が届きにくい状況かも知れません。

是非皆さまのお客様や取引先の方に支援策の情報をお伝えいただき、被害者の方々の力になって差上げていただきたいと思います。

9月11日に中小企業庁が「台風18号の中小企業対策」を緊急に公表しました。

~台風第18号等による大雨に係る災害に関して~

「被災中小企業・小規模事業者対策」

参照URL:  http://bit.ly/1Lt0VNW(短縮URL)

大枠としては、

  1. 災害貸付の実施
  2. セーフティネット4号の実施
  3. 条件変更の対応
  4. 共済加入者への貸付の実施

が中心となります。

以下に施策の概要をまとめます。

1.対象地域の追加

茨城県、宮城県、栃木県 

2.講じる措置

(1)特別相談窓口の設置
日本政策金融公庫、商工中金、信用保証協会、商工会議所、商工会連合会及び中小企業団体中央会並びに中小企業基盤整備機構、経済産業局等。
http://bit.ly/1Nr5c95(短縮URL)

(2)災害復旧貸付の実施
日本政策金融公庫及び商工中金が運転資金又は設備資金を別枠の限度額で融資を行う災害復旧貸付を実施。
http://bit.ly/1i9YWXv(短縮URL)

(3)セーフティネット保証4号の実施
災害救助法が適用された宮城県、茨城県及び栃木県内の各市町において、今般の災害の影響により売上高等が減少している中小企業・小規模事業者を対象に、宮城県、茨城県及び栃木県の信用保証協会が別枠で融資額の100%を保証するセーフティネット保証4号を実施。
http://bit.ly/1ip1y4u(短縮URL)

(4)既往債務の返済条件緩和等の対応
日本公庫、商工中金及び信用保証協会が、返済猶予等の既往債務の条件変更、貸出手続きの迅速化及び担保徴求の弾力化などに対応。

(5)小規模企業共済災害時貸付の適用
宮城県、茨城県及び栃木県内の各市町村の小規模企業共済契約者に対し、中小構が原則として即日で低利で融資を行う災害時貸付を適用。
http://bit.ly/1MlZ9nx(短縮URL)

なお、「災害救助法の適用地域」は次の通りです。
「宮城県」:仙台市、栗原市、東松原市、大崎市、宮城郡松島町、黒川郡大和町、加美郡加美町、遠田郡涌谷町

「茨城県」:古河市、結城市、下妻市、常総市、守谷市、筑西市、板東市、つくばみらい市、結城郡八千代町、猿島郡境町

「栃木県」:栃木市、佐野市、鹿沼市、日光市、小山市、下野市、下都賀郡野木町

このほか、公的金融機関のHPでも支援策が発表されています。

1.日本公庫:復旧貸付の取扱開始
http://bit.ly/1VWVTAN(短縮URL)
http://bit.ly/1Oa2NkS(短縮URL)

2.信用保証協会
<宮城県>http://bit.ly/1EXbAno(短縮URL)
<茨城>http://bit.ly/1VWW13c(短縮URL)
<栃木>http://bit.ly/1ip26Y5(短縮URL)

3.商工中金 http://bit.ly/1J6OSnE(短縮URL)

できるだけ早く、公庫や信用保証協会、取引先の銀行等に相談できるよう被災者の方々への応援をお願いします。

また、間接被害を受けている事業者の方は、今回の施策の対象外ですが、日本公庫や信用保証協会に、「どういう間接被害を受けて、業績にどれくらい影響するのか?その結果、どれくらいの資金が必要になるのか?いつ頃から正常に戻る計画なのか?」を簡潔かつ明確に、そして早めにご相談ください。

他の資金にて対応してくれる可能性が高いと思われます。

それでは、今日はこの辺で。