行政書士事務所ビザドエイティの
小口です。

前回のビザマガで、入管法の改正案の
衆議院通過をお伝えしました。
それから10日ほどで参議院も通過、
成立しました。

外国人材に日本で活躍してもらいたい
と願う僕ですが、
もう少し議論が深まることを
期待していただけに、何となく
肩透かしにあったような気分です。

ところで、この話題、僕、小口は外国人の
在留手続きの実務に関わっている身なので、
当然興味があります。

でも、皆さんはどのくらい興味が
ありますか?

国会の議論やメディアの論調などから、
皆さんがどのように感じているか、
教えてくださいませんか?

もし宜しければ下記の質問フォームに回答して
いただけると嬉しいです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfvprG19wcDJYbKf8qYlJ6pWOVVO-qGyzTHRh1YdbnRbMDe-A/viewform

「特定技能」については、
今後も実務を行う立場から
随時情報をお知らせするつもりです。

さて、今日のビザマガは、先週の続きをお送りします。

それでは、ベトナム人職員のチャンさん、お願いします。

はい、こんにちは
ビザドエイティのチャンです。

先週は、ベトナムの就職事情について、お話ししました。

今日は、特に最近見られる変化についてお伝えします。

ベトナムでは、25年ほど前までは、
国営企業に入社することが、
若者の一番の目標でした。

ところが2000年代に入って、
外資企業の進出により、
若者の考え方は一変しました。

外資系企業は、採用基準は国営企業より
ずっと厳しいし、外国語の能力も
求められています。

でも、高い給料だけではなく、
実力を活かせるというメリットは
かなり魅力的です。

そして、採用されるチャンスが平等に
与えられるところも魅力です。

国営企業は、コネ入社がほとんどです。

入りたい企業に親戚や親しい知り合いが
いないと採用されないのは事実です。

この点で外資企業、特に日本企業は
全然違います。

この20年間、
ベトナムの経済は著しく伸びました。
そして生活水準も高くなってきました。

同時に仕事に対する観点と考え方も
大きく変わってきました。

彼らは常により良い給料と待遇を
求めています。

今の職場より給料、待遇など
のいいところがあれば、
迷わず転職してしまいます。

つまり、定年退職まで同じ職場で
貢献していくという考え方から、
待遇条件次第でコロコロ転職する
ようになりした。

国内で仕事が見つらないと
大学院に進学して勉強し続けるか、
留学するか、
台湾、韓国、日本等に就職する
という選択肢もあります。

この数年、グローバル化が進む中、
ベトナムの若者の活躍できる範囲が
幅広くなってきましたし、チャンスも
選択肢も多くなってきました。

ですが、広い世界への扉が開いても、
簡単に入れるわけではありません。

これからベトナムの若者に必要なのは、
勝ち抜いて、生き残るために
競争の激しい環境に適応できるだけの
スキルと知識を身に付けることだと
感じています。

その第一歩として、
ベトナムの若者が未来への進路と
仕事に対する願望をしっかりと
認識することが大事ですね。

いかがでしたでしょうか。

これからベトナムや他の国の出身者を
採用したいと考えている経営者の皆様の
ご参考になると何よりです。

次回のビザマガのテーマは
「ベトナム人の定年退職後の過ごし方」
についてです。

お楽しみにしてください。

それでは、次回またお会いしましょう。

本日もビザマガをお読みくださいまして
ありがとうございました。

Follow me!